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台湾視察旅行 その2

前回に続き台湾視察旅行の様子です。→前回が気になる方はこちらから(台湾視察旅行 その1)

3日目

3日目は、午前中は自由行動。午後からは今回の視察旅行のメインである台中の夜市に向かいました。

 夜市にはちょっと時間があったので、市内の有名な茶芸館「無為草堂」に寄りました。オーダーしたのは金萱茶。これは烏龍茶の一種ですが、台湾独自に開発した茶葉で、甘いミルクのような香りがほんのりと漂います。お茶請けは蒸し饅頭やら、大根餅やら、ごらんの通り。食べ物が並ぶとつい真剣になってしまうのは職業病でしょうか。

 さて、時刻は夕方の5時過ぎ。台中で最も古い夜市「中華路夜市」に到着しました。まだこの時間だと人出も少なく、どの屋台も商品を並べたり、仕込んだりしています。中華路夜市は、中華路の道路沿い(片側1車線分を占拠している状態)にあります。まずはざっと端から端まで歩いて、どの屋台にするかを決めます。決め手は食材のバリエーションと新鮮さだそうです。

 多くの屋台では、道端に食材が並べられていて、どの食材をどう調理するかを決めながら注文します。屋台の看板には数多くのメニューが並んでいますが、その日に揃う食材は毎日違うので、メニューはあくまで参考程度です。

 食材コーナーの裏側の路上にはテーブルが並べられていて、その一角には路上厨房があります。オーダーした調理が始まると、いそいそと見に行く増井シェフと長瀬シェフ。その後ろには、この人たちは一体何者?と首をかしげる屋台のオーナー。コックさんも緊張気味です。

 屋台とはいえ、ビールからジューススタンドまで揃っていて、路上ということを気にしなければちゃんとしたレストランです。

それでは、今回オーダーした料理を全てご紹介しましょう。


肉丸湯(肉団子のスープ)

川七炒鶏■(川七とニワトリの睾丸の炒め物)
たくさん注文したのでサービスしてくれました。甘辛い味付けで日本人好みの味です。 川七という野菜とニワトリの睾丸を炒めたもの。ニワトリの睾丸は台湾ではわりとメジャーな食材です。(■=奚へんに佛)

煎白帯魚(太刀魚のフライ)

麻油腰子(腎臓の炒め物)
素揚げにした大きい太刀魚を塩コショウでいただきます。太刀魚があまりに大きいので、外側をカリカリになるまで揚げても、内部はふっくらとした食感が残っています。 麻油とあるので、ゴマ油を使って豚の腎臓を炒めたものです。豚の腎臓は日本では「豚まめ」と呼ばれる食材で、臭みがなく食べやすい内臓です。

薑絲炒大腸(大腸としょうがの炒め物)

豆鼓蚵仔(トウチとカキの炒め物)
これは有名な客家料理で、豚の大腸を千切りにしたしょうがと共に炒め、酸っぱく味付けしたものです。豚の大腸も台湾ではよく使われる食材で、揚げたり、炒めたり、煮込んだりと様々に使われます。 カキを豆鼓と共に炒め、とろみをつけたもの。台湾のカキは小さくて独特の風味があります。

炸銀魚(シラウオのフライ)

醎酥蝦(蝦の塩コショウ炒め)
シラウオとはいえ、かなりでかいです。卵ベースの衣をつけ、ひたひたの油でさっと揚げたもので、衣のカリカリした食感とシラウオの香りはビールのつまみにぴったりです。 丸ごとのエビとネギを炒めて塩コショウで味付けしたもの。とてもシンプルな味付けなのに、とてもおいしいです。

三杯田鶏(青蛙) (青蛙の三杯ソース)

炒青江菜(チンゲンサイの炒め物)
蛙料理は台湾でもあちこちで見かけますが、ここの料理は、足といわず頭といわず、ぶった切って皮のついたまま炒め、三杯ソースで調味するという豪快なもの。三杯ソースとは、醤油1杯、ごま油1杯、酒1杯のことです。 チンゲンサイをしょうがや唐辛子とともに炒めたもので、味付けは塩のみ。日本では味わえないシンプルで奥深い野菜炒めです。

炒麺(やきそば)
 
台湾のやきそばの麺はコシがなくふにゃふにゃなのが一般的ですが、ここのやきそばも同じでした。中華スープ仕立ての味付けです。  

 さて、台中市にもいくつか夜市がありますが、少々時間が余ったので、逢甲夜市に行ってみました。ここは逢甲大学の近くに発達した夜市で学生が多く、とても賑やかです。

 台中は、エビやカニなどの海鮮の有名産地である澎湖諸島に近く、この夜市でも澎湖産の海鮮をあちこちで見かけます。また、鶏爪(ニワトリの足)の屋台も目に付きました。と思ったらいつの間にか増井シェフが1パック購入。鶏爪をかじりながら夜市を歩く姿は、どう見ても現地人です。

 胡椒餅に敏感な厨食CLUB一行は、ここでも胡椒餅のお店を発見。早速買って食べてみましたが、台北の胡椒餅とは明らかに違う風味。皮が比較的薄く、具からは台湾ぽい香辛料の香りがします。俺はこっちが好き、俺は台北の○○のが一番・・・胡椒餅談義に花を咲かせながら台中の夜は更けていきました。

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