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台湾視察旅行 その1


成田空港にて
ガイドブックで予習中の増井シェフと長瀬シェフ

11月下旬に厨食CLUBのシェフ、スタッフ一同で台湾に視察旅行に行きました。ではその様子をご紹介しましょう。

1日目

 1日目、台湾到着の夜は鼎泰豐本店にて。増井シェフが、かつてその日本進出をプロデュースした所縁のある名店です。名物の小籠包はもともとは上海点心でしたが、台湾で独自に発展し、その立役者とも言えるのがこの鼎泰豐。台湾の小籠包のおいしさは、味はもちろん、皮(厚みとしっかり具合)、見た目(ひだの数や美しさ)、蒸し加減(加熱し過ぎないぎりぎりの蒸し加減)、出し加減(火傷しない程度の熱さで出す)が全て揃っていることで、鼎泰豐の小籠包はまさに芸術品の域でしょう。

 ちなみに小籠包の食べ方ですが、箸でそっとつまんでレンゲに乗せ、酢と醤油のタレをつけ、生姜を載せて、丸ごと頬張って食べます。もし蒸し上がってすぐの状態だと、口じゅうが火傷だらけになってしまいますが、テーブルに出された小籠包をすぐに丸ごと食べても、火傷するほどの熱さではない出し加減はさすがに鼎泰豐です。


 鼎泰豐本店の近くの永康街は、夜遅くまで賑やかな界隈です。その一角にガイドブックなどでも紹介されているスイーツの有名店「冰館」があります。名物はマンゴーかき氷ですが、これは夏場限定のメニューなので、今回はミックスかき氷を注文しました。黒蜜のようなシロップがかかったかき氷の上に、マンゴー、いちご、キーウィが載っていて、練乳で甘く味付けしています。マンゴーかき氷もいちごかき氷も季節限定なのに、このミックスかき氷には載っているのはどうしてだろうとか、決して安くない値段、このシンプルさでこれだけ行列を作れるのはどんな秘密があるんだろう・・・とか、あれこれ議論しながらもきっちり食べてしまいました。

2日目

 2日目は夕方まで自由行動で、増井シェフと長瀬シェフは九份方面にミニ旅行。帰って来たときには現地で見つけたというソースを一瓶下げていました。

 三宅シェフと小板さんは、この日から合流。また井村屋製菓のスタッフ2名を加えて夕食会を開きました。場所は台北101の85階にある台湾料理店、欣葉101「食芸軒」です。欣葉は歴史ある台湾料理店ですが、そもそも台湾料理とはどんなもの、と言われると難しいのです。ものすごく簡単に言ってしまえば、台湾の地元食材を使った料理と言えるでしょう。

 こちらはフカヒレ入りの仏跳牆で、かなり高いです。仏跳牆はもともとは家庭にあるいろいろな食材を煮て作る家庭料理ですが、レストランでは、フカヒレ、なまこ、朝鮮人参、各種漢方などの高級食材が入っていて、お店の看板メニューになっていることが多いようです。
 ちなみに、このお店は台北101ビルのビジネスセンター側の入り口から入りますが、予約していないとセキュリティを通過できないのでご注意ください。

 「食芸軒」での会食が終わると、巨大な夜市、士林夜市に出撃です。台北市内には数多くの夜市がありますが、士林夜市は群を抜いて広く、食べ物、ファッション、雑貨など様々なものが売られています。

 こちらは生煎包のお店。生煎包とは、焼き小籠包とも呼ばれることがありますが、ひき肉や野菜を皮で包み、鉄板で蒸し焼きにしたもので、焼き上がりはとてもジューシー。小籠包と同じくもともとは上海点心でしたが、台湾で独自の発展をした点心です。

 胡椒餅のお店。胡椒餅は、ひき肉やネギなどを胡椒風味で味付けし、パイ皮で包んで釜に貼り付けて焼くもので、井村屋製菓の「黒胡椒たっぷり肉まん」のヒントになったものです。お店ごとに微妙に味が違います。

 牛乳を凍らせたものを削ったかき氷「雪片冰」の元祖「辛發亭」にて。牛乳だけではなく、ピーナッツペーストと牛乳を混ぜて凍らせたもの(写真左の「雪山蛻變」)や、コーヒー、抹茶を混ぜたものなど、いろいろあります。ちなみに写真中央は井村屋製菓の三井さんです。

 この士林夜市は夜9時頃から12時頃までが人出のピーク。週末ともなれば通勤ラッシュなみの人出となります。まるでラビリンスのような士林夜市ですが、皆さんグループ行動そっちのけで・・・。

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